傾聴
傾聴とはまさに耳を傾けて熱心に聞くことだ。
この行動は簡単に捉えがちだが
実際に行うとなると難しい。
話しの腰を折るつもりは無くても
つい自分の話をし口を挟んで終うからである。
このように水を差すことで相手はどんな状態になるだろうか。
それは
話したいのに割り込まれるとモヤモヤし、
(どうしてこの人は話の腰を折るのだろう?)
と話したい心理とは別の
疑問の心理が働いてしまう。
何故話したくなる?
例えば、嬉しいとき・困ったとき・ただ聞いて欲しいとき。
聞いてもらえた、
分かってもらえた、
このように要求が満たされると落ち着くのである。
要求が満たされスッキリする。
そして、
話しながら自分の事を客観的に捉えることに成功する。
沈黙の意味
話が途切れたとき、聞き手は間を繋がなくてはならないと思わないことが最も重要だ。
慌ててアドバイス等せず、
待つのである。
5秒の沈黙は長いと感じる長さだ。
敢えて10秒見つめてみるつもりで慌てず隣にいることだ。
相手自身が内面に触れている大切な時間を邪魔しない。
聞き手の力量がここでは問われることになる。