日本ではミニマリストと云う言葉をよく耳にする。
ミニマリスト
…大変驚いた。
自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方に、だ。
豊かさについては、
ハングリーな精神で勝ち抜けた者だけが手に出来るイメージだった。
富とか地位や名誉
良い暮らしに少しでも近付ける様に、滅茶苦茶頑張り身を粉にして汗水垂らして働きやり遂げる。
贅沢をする為に。
それが、現代社会では
必要最小限ときている。
大量生産・消費は、昔ながらの成り立ちで驚きはしない。
現代の大手衣料品メーカー等の生産量は、
コスト削減しつつも昔とは天と地程違う大量な生産が実現するだろう。
しかも、
生産する側の技術開発も増々進み
消費者は高い水準の商品を値が張らず手にすることが可能なのだ。
反対に安かろう悪かろうの商品では
あんなにコストダウンされたとて、見向きもされない筈だ。
ブランドやハイブランド、いわゆる大量生産では得られない満足度に人気が集まるだけでは現代社会に乗り遅れていることになるのだろうか。
お金を掛けて高級なブランド品ばかりに囚われると確かに
格好が古いダサい人に成ってしまう。
ミニマム
フランス人は洋服を数点しか持たないとか話題になった本が在るが、極端には
ミニマルとはそう言う感じなのだろうか。
ならば必要最小限というミニマルは無理でも
ある定められた範囲における必要最小限なミニマムならなんとか頑張れそうだわと思えて来るから不思議である。
ま、
豊かに生活出来る方が良いに決まっている。
それでも現代社会で広がりを魅せるのである。
然しなから、何処にお金を掛けているのだろうか?という疑問も打ち消せない。
ただおのずと見えてくるのは、
何処に豊かさを求めるか?だろうか。
倹約家だから無駄遣いは一切しないという人は、たぶんいない様に思う。倹約家だからとてお金を使うときは使うのである。
豊かさは人それぞれ。
やはり、現代社会はモノが溢れ過ぎている。結局は溢れているからこそ、
持たない豊かさを見出だしていくのかも知れない。